2022/08/11
先日、あるお達者なご入居者様が、散歩からお戻りになると
「サルスベリの花がきれいに咲いていましたよ」と教えてくださいました。
「サルスベリ」は中国原産で、別名「百日紅」とも呼ばれます。
「猿も滑り落ちそうなほど樹皮がつるつるしている」ので
このユニークな名がついたと言われています。
普通、樹木は成長とともに外側に固い樹皮ができるのに対し
サルスベリは、成長とともに古い樹皮がどんどんはがれて
常につるつるの状態を維持しています。
これは、ツル科の植物に巻きつかれないようにするための
サルスベリならではの重要な生存戦略であるのだとか。
「猿も滑り落ちそうなほど」と聞きますと、
つい童心にかえりよじ登ってみたくなりますが、それはそれ
想像の中でゆっくり楽しむことにいたしましょう。