2023/08/21
ご見学の方から多く寄せられるお声のひとつに
「皆さん、本当にお達者ですね」というものがあります。
90歳過ぎのご入居の方々がお一人でお散歩に出たり
館内をご自身のペースで歩かれている様子をご覧になり
「何故こんなにしっかりされているんですか？」と。
これらのご質問に対する答えは、ずばり
「ご自分の力で歩いていらっしゃるから」です。
私たちロイヤルライフ奥沢のサービスコンセプト
「ロイヤルライフケア」の原点は、自立支援
すなわちご自身のチカラで実現可能なことは
ご自身でなさっていただくようサポートすることです。
リスク見極めや転倒予防は常に大きな課題ですが
医師や看護師が状況を確認・把握したうえで
ご本人に歩きたいというご意志があれば
お幾つでも歩いていただくことができます。
実際、90歳以上のご入居者18名様のうち
館内を自由に歩いている方は約半数あり
さらにその半数近く4名の方は95歳を超えています。
お歳を重ねてもお達者な方が多い背景に
皆さまのセルフ・メンテナンス意識の高さがあります。
記録的暑さが続く中、外出を控える向きも多い代わりに
館内共用部の廊下を熱心に歩かれる方や
朝夕の涼しい時間に屋上を散歩される方も増加。
2階の健康増進ゾーンにおいては
ストレッチ、筋トレ、肋木を使った姿勢矯正
エアロバイクやランニングマシンで有酸素運動など
それぞれ自発的に運動されています。
動かすのは身体だけではありません。
有志の皆さまで運営されている麻雀グループや
「アフタヌーンカフェ」も盛況です。
かくして、ご入居の皆さまの健康寿命が長いのは
それぞれご自身のお考えにもとづき行動されているから
と、私たちは考えています。
そして、このようなご入居の皆さまに対し
私たちは「お手伝いしてさしあげる」のではなく
「必要に応じお手伝いさせていただく」
という考え方がよく馴染むように思います。
「あげる(give)」と「いただく(receive)」は真逆ですが
実際「人生の先輩」であるご入居の皆さまから
私たちは学ばせていただくことの多い日々です。
※写真：屋上の姫リンゴ、ペンタス、デュランタ、ソテツ
