看護・ケアサービス課
法学部政治学科卒 / 2013年入社
要介護認定者3名に対し、
介護職員を2名以上配員。
きめ細かなケアを行なっています。
介護の仕事に興味があったとはいえ、介護の知識はほぼゼロ。不安でしたが、入社前に介護職員初任者研修を受 講させていただけたので、とてもありがたかったです。約2ヶ月間、週1回のペースで学校に通って介護の基礎を学び、無事修得して入社。当社の運営する介護付有料老人ホーム 「ロイヤルライフ奥沢」で、ご入居者のお手伝いをスタートしました。
「ロイヤルライフ奥沢」のご入居者は、現在約70名。介護段階にない方もお住まいいただけ、将来介護が必要になってもそのまま生活を続けていただける形となっています。病院とも隣接。各居室と各階共用部の廊下には緊急コールボタンを備え付け、24時間体制でお呼び出しに対応する体制を取っています。ケアが必要なご入居者は半数程度ですが、介護フロアにおいては要介護認定者3名に対し介護職員を2名以上配員。きめ細かなケアを行なっています。介護レベルは要支援から要介護5まで幅広く、お食事や排せつ、入浴、着替えなど、個々に応じて必要なサポートをしています。
介護職員の勤務体制は、日勤と夜勤の交替制です。日勤の業務は8:45スター卜。夜勤担当から夜間の申し送りを受 け、朝食を終えたこ入居者のお部屋へのお戻りをお手伝いすることから始まります。10時からはお部屋を巡回。入浴や排せつなど、お手伝いすることがあればサポートしていきます。そして昼食の介助。午後は再びの巡回の後、デイサービスにお連れします。フロア内にあるデイサービスセンターでお茶を飲んでいただいたり、レクリエーションを楽しんでいただいたり。レクリエーションの内容を企画するのも私たちの仕事です。歌や体操、ゲームなど、各職 員が得意なことを中心に楽しんでいただいています。夕食へお連れすれば、介助を行う夜勤担当に引き継いで、1日の仕事を終えます。
「生」と向き合い、
「本当の優しさ」を考える日々。
介護職員初任者研修を習得していたとはいえ、仕事に慣れるまでは時間がかかりました。マニュアルは用意されているのですが、答えが1つとは限らないからです。ご入居 者のご性格や状態によって対応は変わってきます。マニュアルに頼っていると何もできません。先輩たちにフォローしていただきながら試行錯誤を続け、1年かかってようやく慣れてきたように思います。くじけそうになったことも多々ありましたが、お手伝いしたことでご入居者が笑顔になってくださったり「あリがとう」とおっしゃってくださったりすると、うれしくて「また頑張ろう」と思えました。
ご入居者から学ばせていただくことも、とても多いです。当施設に入居される方には、ふだんは接することができないような方もいらっしゃり、知らない世界のお話をたくさん聞かせてくださるのです。自分の倍以上人生を歩んでいらっしゃるので、多くの気づきが得られます。
穏やかな表情をされていると、心から「お疲れ様でした」という感情がわいてきます。「その方らしく亡くなられただろうか」 「後悔はなかっただろうか」 といつも考えさせられますし、「して差し上げられることがもっとあったのではないか」と思うときはとても悔しく、今後に生かしていこうと心に強く誓っています。「本当の優しさ」についても、日々考えさせられますね。たとえば糖尿病の方が 「おまんじゅうが食べたい」とおっしゃったとき、そのとおりにして差し上げるのは優しさではありませんよね。何でも言うことを聞くのが優しさじゃない。先輩方は厳しい面もきちんと持っていらっしゃるので、傍らでいつも学ばせていただいています。
アットホームな環境の中、
一流のホスピタリティを
身につけることができます。
看護・ケアサービス課には現在26名の介護職員が勤務しています。平均年齢は40代前半。年の近い先輩は少ないのですが、働きにくさを感じたことは一度もありません。相談しやすいし、常に目をかけてくださって、何でも教えてくださるあたたかい先輩たちばかり。先輩だから若手だか らという垣根もなく、ルールやオペレーションは「みんなで考えよう」という社風なので、発言もしやすいです。
会社全体としても、50人程度と顔が見える規模なので、とてもアットホーム。違う部署の方とも仲が良く、すれ違えば 「最近どう? つらくない?」と声をかけてくれます。社長との距離も近いですね。社員の悩みにも耳を傾けてくださるのでありがたいです。暑気払いや忘年会といった社内イベントも多い会社です。中でも敬老の日のイベントは大盛り上がり。社員もご入居者も全員参加し、社長も取締役も、全社員が出し物をして大騒ぎです。歌や楽器を披露する人もいれば、ダンスを披露する人も。看護・ケアサー ビス課は昨年ヨサコイ踊リを踊りました。